私にとって釣りをする上での教科書達です。
精神的なものも含めて教わることが多く、時間を置いては繰り返して読むようにしています。
・・・、最近ではもの覚えが悪くなっていることも手伝い、飽きずに楽しめています。
ところで・・・、実は昔はこういった本に余り興味を持っておりませんでした・・・(-_-;)
その頃は、あらゆる意味で単純に釣りをしていた気がします。魚がいれば釣れる。釣れれば良い。いなければ釣れない・・・。
今はより深く楽しむ為、色々な事に興味を持つようにしています。
・フィッシングノット辞典[丸橋英三著]
人と釣りに行くようになって先ず気が付いた事は、スイベルへの結束方法が自分だけ違う事でした。今思うと、バス釣りでノットを覚えた為、トラウト用の細径ラインに適した方法を知らなかったのです。 更に大型魚にラインを切られると、安易にポンド数を上げてしまい釣果が遠のいてしまう事もありました。 こんな状態でしたので、引地さんからラインシステムの組み方を教わり、実用にこぎつけた時は目から鱗が落ちる思いでした。 この本はラインシステムの試用当初、リーダーの抜けに悩みシステムに自信がもてなかったことから購入しました。 メインラインの荷重設定考がガラリと変わります。 |
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・ラパラ解体新書[楠ノ瀬直樹・福原毅著]
[ Contents / Rapala Bible] ・楠ノ瀬直樹のラパラ観 ・ラパラはこう使え! ・ラパラ解剖学 ・ラウリ・ラパラの生涯 ・おかしな師弟のフィンランド釣行記 ・日本にラパラをもたらした男 子供の頃タックルボックスに加えることが出来た唯一のバルサミノーがラパラでした。 シャッドラップ、ファットラップ、ラトリンラップ・・・。極めつけはCD−5(当時これを葦際に落とすだけで、本当に良く釣れました。)! どれも良く釣れ、一部は友人間で"禁じ手"となってしまう程でしたが、見た目の可愛さも手伝いタックルボックスには何時も入っていた気がします。 本書は鬼才と呼ばれる著者のラパラ観や各製品毎のインプレッションに加え、ラパラの歴史や誕生の背景が詳述されています。 「捕食対象となる魚は動きやリズムが群れと少し違う・・・。」言われて見ると納得出来るが、考えた事もありませんでした(-_-;)。 見てて飽きず、釣って楽しいラパラ。 思い入れが増してしまいます。 |
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・おかしな師弟の“ルアー美学”[楠ノ瀬直樹・福原毅著]
[ Contents / The Dandyism in Lure Fishing] Stage-1「釣りの唯一の欠点は面白すぎることだ」 Stage-2「あきらめたときに魚はやってくる」 Stage-3「寝ても覚めても、頭は釣りのことばかり」 Stage-4「コンプリートアングラーへの道」 上述の[ラパラ解体新書]により著者の虜となった私は、すぐさまこの本を購入しました。 著者は、本書執筆の位置付けを入門書作成としながらも、釣りに対するコダワリを語り、コダワリを語りつつも断ずる事を拒みます。 そして、断ずる事を拒まれ提起として述べられる著者の言葉達は、私達にきっかけを齎してくれます。 読み返す度に新たな発見やモチベーションが得られる名著です。 |
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・続“ルアー美学”[楠ノ瀬直樹・福原毅著]
「一皮剥けたスタイリッシュアングラーになる」編 [ Contents / The Dandyism in Lure Fishing] 第1章「釣りの前夜は眠れない」 第2章「おかしな師弟の釣り談義・前編」 第3章「釣りが、魚が好きなればこそ」 第4章「おかしな師弟の釣り談義・後編」 第5章「ルアーフィッシングへの想い」 前作「ルアー美学」に比べ、より「コダワリ」や「アングラー」が語られています。 釣り談義であったり、手紙であったり・・・。 様々な語り口で描かれているものは、著者の抱えるジレンマやテーマ、現在の思考に辿り着くまでの経緯、釣り人の楽しみ、陥りやすい思考・・・・。 「言葉にすれば嘘になる・・・」様々なファクターにより左右されてしまう釣りを語ろうとすれば、最大公約数的な表現しか浮かばない。 後書きで述べる著者の言葉によって気が付かされました。 著者の言葉に重さを感じさせるのは、文面の端々に漂う葛藤なのです。 この葛藤こそが、本著が誠実にこの趣味と向かい合い、研鑽を重ねてきた人間の著作であることを物語っています。 葛藤こそが文面に描ききれない釣りの楽しさを語っているのです。 名著です▼(T Д T)▼ |
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