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2008.12.28
yama ウグイ祭りの開幕です。
ロック先生 ロック先生は釣り分けのコツを掴んでいる模様・・・。
70S 折角の自作ミノーが・・・。
ガイド風景 ガイド中の引地さん。
Answer7g アンサーでようやく・・・。
Yama Yamaちゃんもようやく本命祭りです。
70S 自作ミノーも大活躍。
[ Data ]
SurfaceTemperature:1℃
Rod:CapeFear/AdvanceTech ADV168-66s
Reel:Shimano TwinPower C3000
Line:VARIVAS TroutAdvanceVEP 8lb
ShockLeader:VARIVAS Vep 20lb
Lure:Answer7g・Raphael・Balsa70s
Result:
SpottedCharr×?
JapaneseDace×?


前日、道央に広がった悪天候と年の瀬にありがちな煩わしい庶事を振り払い、オホーツクの街に戻りました。早々に飛び出して行こうとする僕に妻は少し不満げでしたが 仕方ありません。
本当に懐かしい友人と久し振りの釣行なんですから・・・。

初めて出会ったのは、彼がまだ大学3年生の頃。僕が初めてTamariskの初心者スクールに参加した時でした。
その頃の僕は、ルアー釣りと言えば年に数度オショロコマやカラフトマスを楽しむ程度、バックグラウンドがブラックバスの 陸っぱりなものですから、トラウトを狙うルアーマンやフライマンがどのような人々かも知りませんでしたし、彼らの読む雑誌等も全く興味を持っていませんでした。
それどころか、餌釣りをする人間を見下す様な取り付きづらい印象さえ持っていたので、指定された阿寒湖で待ち合わせをしている最中も不安で一杯でした。
そして、コンプレックスの塊に成りかけていた僕の前に現れたのは、予想通り最新式の装備に身を包んだ二人の男と意外な程素朴な装いをした彼でした。 当時の彼もTamariskに通い始めてまだ日が浅かったらしかったのですが、僕とは比較にならない程良く釣り、何より釣りを楽しんでいました。
以来、彼(Yamaちゃん)とは互いに切磋琢磨(それから寄り道も)しながら、釣道を歩んできました。

助手席に乗せると直ぐに眠りについてしまうYamaちゃん、何を釣る時でもCapeFear一本で挑むYamaちゃん。 6ftちょっとのこの竿で、大きなミノーを操りアキアジとファイトする様は今でも脳裏に焼きついています。暫くして彼の本業が忙しくなったことや、 僕が異動したこともあり会う機会を失っていたのですが、帰省直前に引地さんから連絡を貰い、この釣行を実現させることが出来ました。
そして、そんな彼に僕が示すリスペクトは同じタックルで釣り歩くこと、以前引地さんから譲り受けていた番手違いのCapeFearをここで投入しました。

早朝、懐かしいアパートに彼を迎えに行くと、昔のようにビニール袋にウエーダーを詰め込んだYamaちゃんがゴソゴソと現れました。 地理感覚に疎い僕達らしく、ワイワイと下らない話や少し真面目な話に花を咲かせながら、怪しげな足取りで峠を越え交差点を曲がり、少しずつ懐かしい景色が 広がりだす頃にはすっかり昔に戻った様でした。前夜から目的地に乗り込んでいたロック先生が時折、水況やボイルの様子を伝えてくれ僕らを急かしますが、やっぱり 車のペースは上がらず、駐車スペースが無くなる寸前にようやく入釣しました。

ロック先生と合流すると、流れの緩やかな場所で盛んにライズが見られます。ロック先生からウグイが大半なものの、雨鱒も混じっていると聞きいて早速取り掛かったのですが・・・。 僕とYamaちゃんは二人ウグイ祭りを開催してしまいました。
ロック先生がポツポツと本命を釣り上げてゆくのを横目にしながら、暫く上流へと釣り進んでゆくと川底に土煙が起こるほどウグイが群れていることにようやく気が付きました。 河岸を歩く僕たちに驚いて右往左往する姿も目に飛び込んでくるのですが、相変わらず何にでも喰らい付いてきます。どうしたものかと思案しているとガイド中の引地さん に遭遇し、現在地から暫くの区間はウグイの大群が居座っているとの情報を貰い、遡行を諦め下流へと歩を進めることにしました。
そして・・・、ここから突然事態が好転しました。
時合いが良くなったのか遡行時にウグイを掛けて通過していた場所で雨鱒がアンサーを咥えると、途端に本命達が姿を現し始めました。
突然湧き出した雨鱒達は数投に一度ルアーを引ったくり、僕達は歓喜の声を上げてそれを楽しみました。特にこの釣行前に急いで仕上げた自作のシンキングミノーは 彼らに良い評価を受けたようで、突貫工事に用いた水性ウレタンの塗膜が剥離し、ボロボロになってしまう程でした。
ごく稀に訪れる完璧な一日。

そして帰り道、あれ程寝ないと宣言していたYamaちゃんは助手席で眠りこけ、今回の釣行がより完璧なものとなりました(笑)。
ブラヴォー!



2008.12.29
ゲンさん 渋い状況でのファーストフィッシュに誇らしげです。
Balsa70s 意外な場所でのヒットに僕も満足。
Balsa70s そしてヒットルアー。
Draw 居付きの個体。
Draw 散発で釣れて来るけど・・・。
[ Data ]
SurfaceTemperature:1℃
Rod:CapeFear/AdvanceTech ADV168-66s
Reel:Shimano TwinPower C3000
Line:VARIVAS TroutAdvanceVEP 8lb
ShockLeader:VARIVAS Vep 20lb
Lure:Draw・Balsa70s
Result:
SpottedCharr×6


「Sourdough(サワドウ)」。
極北の冬を何度も越えた強靭な精神力を持つ本物のアラスカ人を指す(イニュニック/星野道夫)。

僕にとっての「Sourdough」”ゲンさん”から釣行の誘いが入ったのは、前日Yamaちゃんをアパートに送り届けた直後でした。
年齢のせいか(という程でも無い気がするけど)少々気弱な発言が目立つようになって来たオホーツクの「Sourdough」は、 体調が良くなったと声を掛けてくれました。当然、僕の方も前日使用していなかったミノーが幾つかあったので喜んでその申し出を 受け入れ、Yamaちゃんが車中に残していった眠気覚ましのガムを噛みながら釣り場へと向かいました。

前日入釣した箇所から少し離れ、某有名区間に入った僕達は人気を避けてどんどん遡行して行きました。しかし、すれ違う兵達は情報収集の為かけた問いに対し、 一様に渋いと繰り返すのみ・・・。
そして、それは僕たちにとっても同じ事で・・・。最初から遡行の終点と決めていたカーブでゲンさんが一匹釣り上げたものの、僕には魚信すら確認できません・・・。 仕方なく、魚(人も)が多く溜まる入釣地点のカーブまで戻ることとしたのですが、余りにきっかけが掴めていなかったので地元の方と思しき若い男性に声を掛け、 助言を求めることとしました。

すると、幾つか助言を受ける内に彼の竿先に結ばれていたミノーが自作であることに気が付きました。そして、それが数 日前に誰かのリンクを辿って見つけたブログ(後日探すも不明)で目にした物であることも・・・。
とっても気になり、ルアーの泳ぐ様子を見せて貰ったのですが、意外な程沈下速度も遅く(Densやリップレスミノーに比べて)、しかもそこそこ釣れると言います。 そして・・・、ルアー製作等の助言までくれたその彼と別れた後、僕も自作ミノーを投じ、一匹の可愛い雨鱒を手にすることが出来ました。
ルアーに劇的な効果は無かったけれど、ちょっと考え方を改めさせてくれる一匹でした。

その後僕達は少し場所を移し、何本かの雨鱒を手中に収め、ロック先生に作ってもらったシンキングリップレスを改めて評価し、そして全て吐き出して(笑)帰途に着きました。
来る時と一緒で、Yamaちゃんの置き土産を噛みながら・・・。

2008.12.31
70s 以前作ったシンキングも初仕事。
Balsa70s 調子に乗りすぎました。
Draw 水の冷たさも忘れます。
Balsa70s 確信の一匹!となれば良いけど・・・。
[ Data ]
SurfaceTemperature:1℃
Rod:CapeFear/AdvanceTech ADV168-66s
Reel:Shimano TwinPower C3000
Line:VARIVAS TroutAdvanceVEP 8lb
ShockLeader:VARIVAS Vep 20lb
Lure:Draw・Balsa70s
Result:
SpottedCharr×4
JapaneseDace×?


どこか忙しない暗い師走が終わる頃、僕の中で必ず味わいたい冬があります。
それは、穏やかで未だ凍ることを知らない湿原の川をカヌーで滑るように進む瞬間です。
普段は近づけない区間を進み、目の前を河畔林が張り出す見事なポイントが幾つも通り過ぎてゆきます。 ただ、僕のような度胸(腕も・・・)不足の釣り人が川の流れに乗って進むカヌーの上から釣りをする事はそれなりに難しく、 確実にそれらを攻略する為には冷静さや集中力が要求されてしまいます。そして・・・、僕はいつも川岸の木にとまる大型の猛禽類や忙しく僕らを追い越してゆくカワセミ (渡り鳥のカワセミがこの時期まで留まる位豊かなんです・・・。)、川底に黒々とした群れをつくるウグイ、雨の様な波紋を作る雨鱒のライズ・・・。こういった 冬を逞しく生きる者達に心を奪われてしまい、大した釣果を得ることが有りません(笑)。
そうそう、少し大型の雨鱒になるとファイト中にカヌーの下に潜り込もうと飛び込んでくる事があるのですが、これも僕の好きな瞬間です。 比較的気候の穏やかなこの地方でも川はやはり重く冷たい色をしており、その静かな色を割って飛び込んでくる銀色が好きで堪らないのです(笑)。

初めてこの小さな冬を味わったのはもう何年も前のことですが、それ以来水色や水辺の鳥、ほんの少しの釣果に一喜一憂することを続けるうちに 穏やかな春が少しずつ近づいている事をそっと教えてくれるこの儀式は僕にとって欠かせないものとなっていました。
そんな素敵な儀式なのですが、今年の冬は引地さんが搭乗予定日前夜に負傷してしまった為来年までお預けとなりました。
まぁしょうがない・・・・(T_T)/~~~。
突然の出来事に同乗予定だったhide君も少し心配気でしたが、野田さん達が同じ河川に釣行予定を組んでおり、連絡を取ると快く僕らを迎え入れてくれました。
はじめてのカヌー釣行の同乗者は野田さんでした。この川に初めて訪れた時も彼は一緒にいたし、彼のフライロッドを折ってしまったのも今は良い思いでです (僕だけかもしれませんが・・・・)。とにかく釣果の方は僕だけさっぱりでしたが、久し振りに会う釣友と川岸に立てることは素晴らしいことです。
そして、色んな話をしながら僕は不出来な自作ミノーを試し、秀雪君のハンドメイド力に感嘆し、2008年の大晦日を堪能しました。来年はカヌーに乗れるといいな(笑)。







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