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2008.9.2
ドンコ プルプル・・・。
サバ ライズの主?
ソイ ライトタックルだと気持ちいいモノです。
[ Data ]
SurfaceTemperature:--℃
Rod:ShimanoTroutRise70L
Reel:ShimanoBiomaster 4000s
Line:Duel Smooth 11lb
ShockLeader:Vep 20lb
Result:
KurosoiRockFish×?
Jacopever×?
FoxJacopever×?
Brown Hakeling×2

段々早くなった日没に誘われて、太平洋に出撃しました。
腰痛と家族行事に悩まされ、中々釣りに行けないとボヤいていた職場のM氏、それに苫小牧のロック先生が参戦です。

陽が落ちる前に港に着くと、早速ドンコがワームを咥え込み、 眼前では何か青物系の魚達が激しい水しぶきを上げながらベイトを追い始めます。
夕陽に照らされた水面をバシャバシャと暴れまわる群れが左右する様はとてもエキサイティングで非常に胸を高鳴らせたのですが、 ミノーやジグを投じても反応は無く、そのままナイトゲームへ移行ししまいました。

そして、すっかり暗くなった海へ手製のワッキーリグを投じるとコツコツ、ビクビク、グングン・・・。様々な魚信が伝わって来ます。 恍惚の時間を過ごす中、恐らく昼間のライズの主達が姿を現しました。

ビビビビビ・・・・。

久し振りのナイトゲームを堪能した一日でした。
それから・・・、釣り上げたサバは折角なので持ち帰り後日食してみましたが、ちょっと油のノリがイマイチでした(笑)。




2008.9.11
Dens50US ちびっこまで・・・。
Dens50US ようやく・・・。
Dens50US 最後はデンスで(*^_^*)。
[ Data ]
SurfaceTemperature:--℃
Rod:M-aire Twitchin'60
Reel:ShimanoTwinPower C3000
Line:DuelSmooth 11lb
ShockLeader:Vep 12lb
Lure:Balsa-Minnow-7F・Dens50US
Result:
SpottedCharr ×?
RainbowTrout ×3

目的
お盆から遅れること約一月、少し遅めの夏期休暇を取得してオホーツクに向かうこととしました。

漠然と決めていたのはゆっくりと川で過ごすこと。東京から帰省する網走の友人とソイ釣りをすること。最近出来たばかりのミノーを流れに乗せてみること。 もし大きな群れが接岸した時、アキアジを一本頂くこと・・・。
硬く心に決めていたのは[Field Walkers]の 開店イベントに来店する正影氏のミノー製作スクールに参加すること。
一人で悶々とミノー作りに精を出していた僕にとっては涎が出そうなイベントです。

ただ、川での釣りにかなり飢えており、初日は朝から河畔に立とうと仕事を終えると駆り立てられる様に札幌を発ちました。
最近作ったばかりの8cmミノーを河川用装備一式にねじ込み、申し訳程度のワームと草臥れたアキアジ用の9ftを携えて・・・。この手を抜いた 選択が後々僕を苦しめることとなったのですが、この時はただ車内スペースの快適性をもとめていました。

突然海へ
車を走らせて一時間ほど経った頃、今回の帰省を伝えていた妻の従兄弟からアキアジ釣りの誘いが入りました。 夕方小さな群れが入ってきていた為、港で泊り込み朝方軽く狙って見ないかというものです。
もともと単独での河川釣行を計画していた為時間的な制約も無く、誘われるままに参加を決めた僕は 午前の3時頃には港で従兄弟のTakuさん達と合流していました。
結局夜明けから3時間程粘ってみたのですが、4人の同行者の内3人がアキアジを射止めたものの僕の手元にあの重い鈍重な生命感が伝わることはありませんでした。
草臥れた9ftロッドが思うようにルアーを飛ばしてくれないことと、何故かラインシステムの結束部がどんどん劣化していくことに嫌気が差して早々に諦めモードに 突入してしまっていたのですが、思えば滞在期間中この日が最も魚影が濃かった様でした。
大群が押し寄せたことを確認してから出撃していた在網時の雑な釣りの記憶が僕を縛っていたのかも知れません。ただ、この時もう少しだけ状況を真剣に打開しようとする 意欲があれば。きっと3番目のガイドリングが抜けていることに気が付いていたことでしょう(-_-;)。
この針金だけになったガイドは何度もラインシステムの組み直しを要求し続けたので、この点についてはかなり良い練習になりましたがスプーンが一つ海の藻屑となってしまいました。

自作ミノーの衝撃
前夜からの強行スケジュールで重たくなった頭を抱えながら夏の名残を残した川辺に辿り付き水況を確かめようとすると、 右胸に下げた水温計を紛失していることに気が付きました。多分入釣の際に潜り抜けた藪に攫われたのでしょう。
軽い喪失感を覚えながら、いつもの儀式を仕方なく取りやめ自作した8cmミノーを流れに投じて見ましたが、緩慢なウォブリングを 繰り返すのみで一向に魚影を確認することが出来ません。 それどころか、帰りしな同じポイントを春先に作った7cmで流した際、小型ではあるものの元気の良い雨鱒が勢い良くバイトしてくる始末・・・。
もともと切れの良いローリングに憧れて作ったはずのミノーでしたが、予想を裏切る動きにミノー作りの難しさを改めて思い知らされました。 でも、楽しいんですよね・・・。
暫く時間が経つとまた取り出してはラインの先に結んでいました(笑)。
結局この日掛けた魚達は皆自作8cmに見向きもしてくれませんでしたが、夕方まで里川の畔を徘徊し、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
ただこの結果は、多分新しいミノーの出来を楽しみにしていてくれたゲンさんに伝えるには少し気が重いことでした・・・・。

夕方、ゲンさん宅を訪れた僕はついつい言い訳がましく不出来加減を嘆き、躊躇いながらその内の一本を彼に差し出しました。多分人が使って喜んでくれるような ミノーを作りたいんだな・・・。

そして、ゲンさんと楽しい時間を過ごして帰宅した僕にTakuさんからのアキアジ連戦の誘いが待っていました。



2008.9.12
Dens 透明度の高い川底から戸惑いつつも顔を出してくれました。
Dens70Deep 濁りきる前に。
[ Data ]
SurfaceTemperature:--℃
Rod:M-aire Twitchin'60
Reel:ShimanoTwinPower C3000
Line:DuelSmooth 11lb
ShockLeader:Vep 12lb
Lure:Dens50US・Dens70Deep
Result:
RainbowTrout ×2
SpottedCharr ×1

再び海へ
実家に戻り3時間ほど仮眠を取った後、夜明け前に前日の朝と同じ場所に立っていました。
しかし、この時のことは良く覚えていません・・・。
小雨が降り、かなり綺麗な魚体が散発で上がっていたような気がするものの、記憶が混同しており正確に思い出せません。
とにかくこの日も僕の手元にあの重い鈍重な生命感が伝わることはありませんでした。
そして、早々に挫かれ、捻じ曲がり、西から崩れ始めていた天気に駆り立てられるように川へと向かいました。

突然の濁り
雨を恐れて濁りに強そうな上流域を目指しました。川辺に立つ頃は雨足も強まっていましたが、厚い河畔林に覆われた流れは未だ清涼な透明感を保っており、 ヒラヒラと泳ぐDensを戸惑いながら追う虹鱒にしばし興奮させてもらいました。 結局一時間ほど短い区間を歩いた後、夕方の大事に向けて時間あわせに中流域へと場所を移しました。
しかし、道道から程近くエントリーしやすいその場所でいつものように右岸側に渡渉して遡行し始めた途端、足元の透明度が怪しくなり始めました。 幸い数投でチェイスを確認していた為、濁りに強そうなカラーを選ぶと一投で元気な雨鱒がDens70deepを咥えてくれ、同ルアーが不得手と公言する 札幌の知人に良い土産が出来たことから、ここで退釣することとしました。
しかし、あれ程気楽に渡った川は僅か十数分の間に驚くほど濁度を増しており、ヒヤヒヤさせられながら渡渉する羽目になりました。 そして、完全に行き場を失った僕は少し早い時間を気にしながら夕方の大事を前倒しすべく [Field Walkers]へと電話を入れました。

金言
僕自身は来道の目的を本人のガス抜きでは無いかと思っていたので、「あまり邪魔したくない。」そう考えていたのですが、 意外なほどあっけなく引地さんとミノー製作中の正影氏に逢うことが出来ました。
正影氏は僕の不出来なミノーを眺め、幾つかの助言を投げ掛けてくれ、ミノー作りの苦労やこだわり等の話を交えながらミノー製作を見せてくれました。 「目の前の作業が持つ意味の半分も理解できていないのかも知れないな・・・。」それが率直な感想です(笑)。多分もう少しこだわりを持って幾つも 作って、失敗して・・・、教科書で覚えた作業の意味を自分なりに反芻出来た時、この日掛けられた言葉達が本当の輝きを放つのかも知れません。
垢石老と井伏鱒二の鮎釣みたいなもんですね。差し詰め煽てられコロリとハマってしまったばかり・・・。
この後、続々と [Field Walkers]に集まって来た友人達と楽しい時間を過ごし、僕は網走のDJ小僧のもとへ車を走らせました。勿論Takuさんから連戦の誘いも入っています。



2008.9.13
クロソイ DJ小僧。
クロソイ 僕の勝ち。
アキアジ オホーツクの恵みと記念撮影。
[ Data ]
SurfaceTemperature:--℃
Rod:ShimanoTroutRise
Reel:ShimanoTwinPower C3000
Line:DuelSmooth 11lb
ShockLeader:Vep 12lb
Result:
KurosoiRockFish×?
Jacopever×?

日付が替わる頃、網走の美容室前でかつてのDJ小僧「ウッチ」を拾い、二人で昔良くそうしていた様に網走港で賭けをしました。 あの頃は彼の経営していたバーで飲む生ビールの勘定を賭けていましたが、彼が東京に旅立った今はそれも叶わず、翌日の昼飯を賭けることととしました。
競技のルールは単純。制限時間までに釣り上げた魚の全長を比べあうだけ・・・。より大きな魚をキャッチした者が勝ちとなります。
頭上には満天の星・・・。港は大きくなったけど静かなオホーツクの波音と刺激的なボイルに変わりは無く、釣れて来る魚を比べあいながら 少し大人っぽさを増したDJ小僧と 離れていた間の事(自身のこと、網走のこと)や懐かしい思い出の話を沢山しました。

そして、明け方が近付き勝敗が決した頃、Takuさん達が合流し、アキアジ釣へと移行したのですが、 この日も僕の、そしてウッチの手元にもあの重い鈍重な生命感が伝わることはありませんでした。
特にウッチは東京の同僚達に港湾でシロザケが釣れる事を信じてもらえなかったようなので、是非キャッチして欲しかったのですが・・・。 なかなか上手くは行かないものですね・・・。
仕方ないので、Takuさんのキャッチした魚で記念撮影だけさせて貰いました(笑)。誇らしげな顔は中々の役者っぷりです。

最後に・・・。
僕らが昔良く通った「天山」(網走の中華料理店です。)が数年ぶりに網走に再出店していたことから開店と同時に飛び込み、 前夜の賭けに勝った僕は坦々麺を御馳走になりました。勿論ウッチも坦々麺。
やっぱり辛くて痛くて旨い!
(注:痛いは翌日もしくは一眠りした後に訪れます。但し稀に大丈夫な方も居ます。)

ここ暫く味わったことが無かったほどの満腹感にお腹がチクチクし始めた所でこの日は終了。 実家で泥のように眠りました。歳を忘れて遊べた一日。最高(*^_^*)。


2008.9.14
Dens50US おちびさん。
Dens50US 小さいながらも果敢にジャンプを試みてくれました。
[ Data ]
SurfaceTemperature:--℃
Rod:M-aire Twitchin'60
Reel:ShimanoStella AR3000
Line:GAME 6lb
ShockLeader:Vep 12lb
Lure:Dens50US
Result:RainbowTrout ×3

この日は午後から[Field Walkers]で正影氏のミノー製作スクールがあった為、 午前中だけ川辺を彷徨いました。前日の残り火が下腹部で燻っており、アキアジは休漁です(笑)。

先日までの連戦で潰れきったPEをナイロンラインに巻き変えて挑んだ為、最初の内はショックリーダーにゴムでも挟んでいる様な違和感を感じましたが、 暫くするとこの弾む様な手応えも段々と心地よくなり、小さいながらも幾匹かの虹鱒が反応してくれました。
短い時間でしたがたっぷりと川を楽しんだ後[Field Walkers]に向かうと、正影氏がお客さんにせがまれるままルアーにサインを書いていたので、 僕も早速デンスを購入してしまいました。これは多分箱から出しません(笑)。
懐かしい面々も顔を出し始めたところで始まったミノー製作スクールは、非常に参考になるものでした。時間の関係で最後まで聴講出来なかったのですが、 皆でミノーを削り出し(店舗外のデッキで大の大人達が小さな木片に紙やすりをかけている様は中々愉快なものでした。)、その一つ一つに正影氏がアド バイスをくれ、手先が器用な者も居れば不器用な者も居て・・・。わいわいがやがや楽しい時間を過ごすことが出来ました。

最高・・・。


2008.9.15
Taku 海が似合います。
嫁 高い足場にビビってます。
Cham 最後になんとか。
[ Data ]
SurfaceTemperature:--℃
Rod:---------
Reel:---------
Line:---------
ShockLeader:---------
Lure:---------
Result:ChamSalmon ×1

帰省最終日のこの日は、9時頃からゆっくりと出漁しました。この日の午後には札幌へと車を走らせます。
早朝の仕事を終えて早上がりしてきたTakuさんと網走港に出向きましたが、この日もアキアジの寄りは悪かったようで家路に付く 方々から得られた情報は、帰省していた期間でもっとも悪いものでした。
それでも秋晴れのオホーツク海を堪能して帰ろうと決めた僕たちは、人も疎らとなった港 でキャストを繰り返していました。
札幌へ戻る直前と言うことも有って自分のタックルを仕舞い込んでいた僕は、Takuさんの予備タックル一式を貸してもらいながらの釣りとなったのですが、 Takuさんの友人達が時折、その日の網上げについての情報や入った魚が咥えていたルアーを持って来てくれたりと楽しい釣りとなりました。
(とれたてホヤホヤの実績ルアー達を広げて一つずつ試すなんて贅沢すぎます・・・。)
のんびり、ゆるゆるとした時間を過ごしていた時、突然Takuさんの竿がしなりました。 ラインの先を見ると針掛りした魚の奥を更に数匹のアキアジが通過して行きます。カラフトマスの要領で彼らの前にルアーを送り込むといきなり僕の竿にも 重たいアタリが伝わってきました。ただ・・・、この魚はバラしてしまいました。遠くで掛けていたので、恐らくアワセが弱かったのでしょう。
その後、嫁さん達が御握りを差し入れてくれたので、気持ちの良い潮の香りを魚に腹ごしらえをして一踏ん張りしたところ、一匹の物好きがルアーを咥えてくれました。 先程のバラシがあったので、嫁さんが笑うほど思いっきり二度アワセを行ってしまいました(笑)。

青い海でギラギラと身体をくねらせる銀色の魚体は美しいものです。


2008.10.13
FirstFish 久し振りの一本です。
[ Data ]
SurfaceTemperature:--℃
Rod:CapeFear AdvanceTech ADV140-66C
Reel:ShimanoAxis101(Ver2)
Line:BerkleyFireLine 16lb
ShockLeader:VARIVAS VEP 20lb
Result:
FatGreenling×3
KurosoiRockfish×?
FoxJacopever×?

先月の連戦から約一月。参加している朝野球チームの試合やら何やらで札幌の篭りがちになっていたのですが、 苫小牧在住のロック先生から熱い情報が飛び込み、何やらムクムクと身体の中で頭をもたげた物がありました。
昨年のサーフで使用したPEラインをベイトリールに巻き替え、出撃です。

ただ、この日は祝日だった為、ロック先生は仕事で不参加。前週彼と良い思いをしていたOdaさんを口説き落として海に向かいました。
久し振りに目にする太平洋は若干風が強いものの水色も良さげに見えます。はやる心を抑えてワームを投じると、一投目から強烈なアタリがラインを 通して伝わって来ました。ランディングしてみると40cmを超える良型。
しかし、今日はいける!そんな得意げな表情で写真を撮って貰っている間に時合を逃したようで、ここから突然渋い時間帯が始まりました
時折鋭いバイトがあるものの、ホッグの腕が噛み千切られたりするのみでフックセット出来ないのです。
結局、この後二本の小型魚と複数のソイを追加したのみで終了となりました。

難しい・・・(-_-;)。



2008.11.1
トウベツカジカ バイトは心地良いのですが・・・。
Staさん HalcyonSystem大好きStaさん。
ロック先生 ロック先生はサイズに不満。
クロソイ 40cmにはちと足りませんが・・。
クロソイ 同じサイズがもう一本。
[ Data ]
SurfaceTemperature:--℃
Rod:DaiwaTornadeTD-TO602LSB-OH
Reel:ShimanoAxis101(Ver2)
Line:BerkleyFireLine 16lb
ShockLeader:VARIVAS VEP 20lb
Result:
FatGreenling×3
Whiteedged Rockfish×?
Jacopever×?
FoxJacopever×?
Brown Hakeling×1
SeaRaven×2

先日、在網時代に大変御世話になっていたStaさんが近年札幌へ転勤して来ていた為、久し振りに夜の街へ繰り出したのですが、 暫く会わないうちに随分と釣好きが熱を帯びていたようなので、太平洋のロックフィッシュにお誘いしました。
先月の不漁の帳尻を合わせる機会を伺っていたので、良い機会です。
酒の席で交わした大河遠征に向け、ロック先生とも面通しも兼ねて苫小牧に出漁しました。

今回は前回の敗因をロッドとラインの相性と勝手に位置づけ、柔らかいバスロッドに持ち替えて出撃してみました。
早々に顔を出してくれたのはトウベツカジカ。躍動感溢れるバイトの後に続くボロ雑巾の様な抵抗感にシーズンの到来を感じてしまいました(笑)。 前半は彼らしか活性が高くなかったのか、テキサスリグでの根魚釣りは初めてというStaさんも直ぐにコツを見つけ、大きなトウベツカジカをランディング したものの、狙いのアブラコは小型魚が時折顔を出す程度でイマイチ。
そこそこアタリは有るものの、やはりフッキング出来ません。
前回は張りの強い道具立てが魚に違和感を与えた様に思えたからなのですが、それ程単純な理由ではなかったようで硬い竿にPEを組み合わせたロック先生は 渋い渋いとつぶやきながらも良型を交えて魚を掛けて行きます。
段々と打つ手が無くなって来た僕が、両腕をもがれてしまったホッグをそのまま投じているとリフト中に重いアタリが竿を絞りました。良型のアブラコと思 いきや上がってきたのはクロソイ・・・。
この後、同欠腕ホッグで小規模な入れ食い(ほぼクロソイ)を味わったのですが、これは時合いがあっただけなのでしょう。 ますます分からなくなりました(笑)。

遊びの少ないタックルでしっかりとシェイクを掛け、ラインを張っておくことがショートバイト対応につながるのかな・・・。

この日は同行した方がエギで烏賊を釣り上げて見せてくれ、勉強になることが多かった一日でした。



2008.11.22
ロック先生 朝の光に照らされて釣り支度を。
Staさん HalcyonSystem大好きStaさん。
僕 僕にもようやく。
Staさん この日の良型。
大河に並ぶ棒 最後に棒となりましたが・・・。
[ Data ]
SurfaceTemperature:3℃
Rod:SportsSaurus Jerking 72MH
Reel:ShimanoTwinPower C3000
Line:VARIVAS TroutAdvanceVEP 8lb
ShockLeader:VARIVAS VEP 20lb
Lure:Tonden18g・Answer7g
Result:
SpottedCharr×3

冬の足音を直ぐ側に聞きながら、釣友のStaさん、ロック先生と分水嶺を越えました。
前々から計画していた「純潔で虚ろになる」ための遠征です。

丑三つ時に行動を起した僕達を待っていたのは、心躍る様な景色でした。
僕等の住む街は前日から天気が崩れ始め薄い雪化粧を纏っていましたが、峠を越えたかの地は未だ晩秋の装いを身に纏い、 身に纏わりつく大して重要でもない雑事が意味を無くすほど広大に広がった乾いた薄茶色の大地を金色の朝陽が照らしていました。
ブラヴォー!

初雪道と他愛も無い雑事から開放された僕たちは、意気揚々と朝陽を浴びながら春先に良い思いをした流れを目指しました。 はやる心を隠してゆっくりと釣り支度を始め、通りかかった釣人に情報を尋ね、挨拶代りの意味のあまり無い釣況を教わると、 それぞれ勿体ぶった手つきでルアーケースをゴソゴソかき回し、思い思いのルアーを結び口々に思惑を語りあいます。
軽いバックパッカーパラノイアに陥っていた心を取り戻すことは、煩わしい焦燥感から脱却しようとする旅の目的に違わぬものだし、 互いのレンジを知ることは久し振りに訪れた広く緩やかな流れを楽しむ為の尊重すべきコミットメントだと思うので、少し手間の掛かるこの 儀式を厳かに執り行い、この素晴らしい一日をまずまずの形で迎えることが出来ました。
ただ、これらの儀式の間に狙いのポイントは先程会話した釣人がしっかりと占領してしまったので、下流へと歩を進めることになりましたが・・・・。

今回の釣行では不慣れなこの河を探索し、地図上に思い描いていた景色を確かめたいと考えていましたし、そのために時間も確保して来ました。
まだ始まったばかりの素晴らしく自由な一日を楽しむには良い考えに思え、僕達は入釣地点から徒歩で約2km程の区間を足早に釣り歩きました。 勿論初めて訪れる区間です。
そして、この区間で幸運なことに小規模な高活性の群れに遭遇し、小型ながらもそれぞれ数匹ずつの魚と会う事が出来、今回の方針にいよいよ確信を持った僕達は 地図に描かれたポイントを大胆に評し合い、さらに下流へと向け長い転戦に挑みました。

結局、予想以上に広大な川幅と変化に乏しい流れに打ちのめされ、転戦の結果は完全な敗北に終わりました。

宿泊地に戻った僕達は、学生時代に御世話になった居酒屋を会場に一応反省会を開きました。
でも・・・。疲れた身体に沁み込んでくるビールと各々の疑問や一家言・・・。反省会は有意義で楽しくて非常に心地良い時間へと変わって行きました。
一日自由に遊んで反省することなんてありませんよね(笑)。
旅は良し!



2008.11.23
雨鱒 この日最初の一匹。
移動 またも転戦・・・。
雨鱒 コンディション良好!
Staさん Staさんのテンションも上がります。
雨鱒 この日の最大魚。
60cmは越えませんでした・・・。
[ Data ]
SurfaceTemperature:2℃
Rod:SportsSaurus Jerking 72MH
Reel:ShimanoTwinPower C3000
Line:VARIVAS TroutAdvanceVEP 8lb
ShockLeader:VARIVAS VEP 20lb
Lure:Tonden18g・Answer7g
Result:
SpottedCharr×?

この日は朝陽が昇ると同時に前日責め残した区間を釣り下りました。
良く晴れた晩秋の朝にある冷たく張り詰めた空気が、ガイドについた雫を直ぐに凍りつかせてしまうので、それらを振り払っては鈍く光る川面に ルアーを投じていきました。暫くして、河底を叩いていたジグを小型の雨鱒がひったくりましたが、河はその後沈黙を続け、苦しい時間が続きました。
そして、午前の間を費やして徒歩による移動を重ね、全くと言って良いほど反応を得られなかった僕達は、前日に僅かながらも反応のあった区間へ立 ち戻ることを決めました。

そして、前日の薄れ掛けた記憶を取り戻すようにポツリポツリと釣れ始めた雨鱒を辿りながら移動を続けた結果、それまでの敗戦が嘘のように思える 素晴らしい釣りをすることが出来ました。
この突然訪れた至福の時間は、数投に一度必ず訪れる魚信とその後に続くブリブリとした小気味良いファイトに彩られ、僕達は歓声を上げてこれを楽しみ、 旅の締め括りをしました。

僅か数十mの区間に溜まった雨鱒達は小型ながら皆コンディションが良く、激しくルアーを追い回した為、半日前までの失望感から開放された僕達は帰路に着いた車中で 口々にこの河の素晴らしさを賞賛し、互いの決断を褒め合いました。



そして・・・、来春の再訪を誓ったのでした。





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