河口もまだ開いていません・・・。 中流域は氷が漂っていました。 |
[ Data ] SurfaceTemperature:1℃ Rod:Smith/BlowShot GSX-110 Reel:ShimanoTwinPower C3000 Line:VARIVAS TroutAdvancedVEP 8lb ShockLeader:VARIVAS VEP 20lb Lure:Apia青龍20g Result:No Bite 例年に比べ温かい日が続き、雪合戦に明け暮れていた季節が終わった事を突然知りました。 明るい陽射と湿った空気に曝されてキラキラと溶けていく雪。 色々なことが春を告げ、僕は苫小牧で燻っていたロック先生と出撃を決めました。 しかし・・・・。 太平洋側河川を何本か巡り、魚の影を追ったのですが、彼らは未だ冬の静けさの中に居るようでした。 氷の流れる川、閉ざされた河口、静まり返った海・・・・。 陽射はとても温かく、鼻腔を潤す湿った匂いを胸に一杯溜め込んで・・・。 足元では雪がキラキラと溶けていく、気持ちの良い一日でした。 |
足元には鮭稚魚が群れています。 河岸の水草はウグイとトゲウオのパラダイス。 河原に見つけたのは・・・。 |
[ Data ] SurfaceTemperature:4℃ Rod:M-aire Twitchin'60 Reel:ShimanoTwinPower C3000 Line:TroutAdvanced VEP 6lb ShockLeader:Vep 12lb Result:No Bite 春の気配が濃厚になったこの日、ロック先生とオサダさんに連れられて近郊の有名河川を訪れました。 流入河川では鮭稚魚の放流も行われ、それを狙う魚達の動きも活発化しているはずでした。 事実、華々しい釣果の噂も飛び交い、水面にはそれらしきボイルも散発ながら見ることが出来ます。 ただその日、魚は僕らを含めその場に居た釣り人全てに微笑みませんでした。 あまりの不調さに足元の草陰に飛び込んだミンクを眺めていたら、水草の中に沢山の小魚たちが潜んでいることに気が付き ました。ネットで掬って見るとウグイやトゲウオ達。 しばし彼らの艶かしい輝きに見とれた後、盛期に向けて中流域を散策しました。 そこでも幾グループかの釣り人に会い、その都度情報を訪ねましたが、皆首を振るのみ・・・。 ただ、澄み切った川の流れと川辺で見かけた営みの痕跡には癒されました。 |
先ずはのっぽさんに・・ 続いて・・ 最後に・・・ 手に持つとちょっと小さい・・・。 |
[ Data ] SurfaceTemperature:6℃ Rod:M-Aire T.B92WH Reel:ShimanoTwinPower C3000 Line:TroutAdvanced VEP 6lb ShockLeader:Vep 12lb Lure:月虫(沈・沈々)・Dens60US・Draw・青龍20g・TONDEN Result:SpottedCharr ×? 轟々と音を立て白と茶色の大地を風が吹きぬける様は、春の訪れを知った大地が長い冬に凍りついた体を震わせ、 その身に薄っすらと残った冬の気配を振り払おうとしているように見えます。 僕とノッポさん、ロック先生の三人で春の十勝遠征を行いました。 前年の秋も同様の計画を立てていたのですが、この時は直前に高熱を出してしまい布団の中から彼らの釣果を恨めしげに嗅ぎ回る事しか 出来ませんでした。そして、この時がきっかけで十勝熱に犯されたロック先生はジグミノー作りに傾倒し、僕達は春の遠征を誓い合いました。 ただ、当初は一泊二日の予定だったのですが・・・・ 一日の猶予しか与えられていない僕達は、午前3時に札幌を発ち、網走から駆けつけてくれたゲンさんと合流し 8時頃に入釣しました。風の弱まる絶好のタイミングです。 僕達は足早にポイントを見極めていくゲンさんに連れられ、間も無く小型の雨鱒が溜まる流れに辿り着きました。 次々と皆の竿が小気味良く曲がり、久し振りの感触が寝不足で固まりかけた体に温かいものが流れ始めます。 風が吹き始めるまでの小一時間、僕達はそうやってはしゃぎ、笑い、新しいルアーを試して過ごしました。 満腹に近づき、風が強まった頃に僕達は、ナイアさん夫妻、メグさんと合流して河口へと移動しました。 河口に着くと皆が内水面に向かう中で僕とゲンさんは、まだ底荒れしていない海の色に惹かれ、波打ち際の散策を選びました。 そして、波の下に見える根周りを攻めた時、今年初めてサーフでの釣果を得ました。 それ程大きくも無い魚でしたが、盛り上がる波の合間に見える銀色の姿は僕を昂揚させるには充分なものでした。 ただ、その間にナイアさんが77cmの大物をランディングしており、何も知らず自分で釣った魚を眺めていた僕でしたが、滅多に見ること の出来ないサイズを見逃してしまいました(-_-;)残念。 結局、僕達の中で大物と呼べるサイズは出ず、夜中の札幌に帰り着いた時は惨めなくらい疲れきっていましたが、その目だけは爛々と輝いていました。 楽しい・・・。 |
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