menu ◎  top  infomation  profile  Fishing  Photo  Book  Blog  Link  mailform
Fishing Menu ◎  FishingReport  Target  FavoriteLure  Gear 
Target
ターゲットとはおこがましい・・・。
釣り好きな人なら誰でも知っている事かもしれませんが、私が愛して止まない魚達について、少しだけ纏めてみました。
また、ここに記載した内容は本サイト内で紹介している書籍から得た知識に基づいています。
興味があれば是非御一読下さい。
Japanese Charr
[アメマス]
[和名]
イワナ/アメマス
[英名]
Japanese Charr / White Spotted charr
[生活史]
環境に合わせ生活史を変えている為、地方毎に異なる形質を獲得しているようです。
私の住む北海道では、降海は一般的な選択肢であり、銀毛した大型の個体が見られますが、降海や遡上の時期(季節、年齢等)は各地方で異なっています。

一般的に2〜4歳(16〜20cm)まで河川生活を送った後、海洋生活を始めるようになります。その後は河川遡上を繰り返しながら繁殖し、8年程度で寿命を全うします。
降海型の特徴として、彼らは海洋生活で最大の障害となる高い塩分濃度に対応する為、成長ホルモンを多量に分泌して新陳代謝を高めます。 この為、海洋生活中の雨鱒達は急速に成長して行き、その体長は一日に0.8mm伸びるとも言われています。
また、この塩分対応能は海水温によって制限されるらしく、道南地方では水温の上がる夏季(6〜9月)に河川生活を送るようです。

[好きな所]
天真爛漫な性格が大好きです。
時期や場所によって、よそよそしい態度を取られる事もありますが、基本的には貪欲でお調子者・・・。愛しくてたまりません・・・。

[気になる事]
陸封型の生活史(イワナ)は、本来水温が高く、栄養条件の良い河川で発現する形質らしく、北海道のように降海が基本となる地域において遡上を阻む河川整備を行う事は、 上流域の個体群に遺伝的な劣化を齎すのでは無いかと言われています。
特に生息区域が短く区切られた場合など、健全な遺伝情報を維持できる集団(個体数)を維持出来ないような状況に追い込まれてしまうと、 遺伝情報の劣化速度が加速し易く、わずか数十年で居なくなってしまうようです。(遺伝情報の劣化は実際に実証されています)
また、遺伝情報の劣化した個体の流下による下流域の汚染や産卵場所や稚魚期の生活場所を制限される事による生産力の低下等々・・・。
彼らを取り巻く環境は厳しいようです。

Rainbow Trout
[ニジマス]
[和名]
ニジマス
[英名]
Rainbow Trout
[生活史]
アメマス同様、環境に合わせ生活史を変えている為、地方毎に異なる形質を獲得しているようです。
原産地でも産卵時期や遡上、降海(河川内移動?)のタイミングは河川によって異なるらしく、道央の小河川ではオショロコマと産卵床が競合してしまっているようです。
[好きな所]
こちらも天真爛漫な性格が大好きです。
大抵は、よそよそしい態度を取られてしまうのですが・・・。大型魚の強烈なファイトはちょっと怖いものがあります・・・。
[気になる事]
原産地において支流単位で異なる生活史を獲得してきた魚が、北海道に移植されて既に100年以上経過しています。
再生産は間違いなく行われているはずですが、どのような生活史を獲得しているのでしょうか・・・・?
放流魚の由来(遺伝情報)等も含めて、サクラマス並みの研究が行われても良い気がします。






inserted by FC2 system